コーポレートガバナンス
第1章 基本方針
当社は、投資主、役職員、親会社、運用対象資産である商業施設、等に入居するエンドテナント等のパートナー企業、取引先・債権者、サプライヤー、地域社会など、すべてのステークホルダーの権利と利益を尊重し、経営の透明性と公正性を確保するとともに、迅速・果断な意思決定を行うことが、当社及び本投資法人の持続的な成長と中長期的な企業価値・資産価値の向上を実現するうえで重要かつ必要不可欠であるとの認識に基づき、かかる企業文化・風土の醸成とその定着化をコーポレートガバナンスの基本方針とします。
当社は、すべてのステークホルダーに対する説明責任・社会的責任を果たすとともに、以下に定める6点の基本原則に則って行動し、責任ある経営態勢と監督機能の強化に努めることで、実効的かつ最良のコーポレートガバナンスを実現します。
第1項 投資主の権利・平等性の確保
当社は、投資主の権利が実質的に確保されるよう適切な対応を行うとともに、投資主がその権利を適切に行使することができる環境の整備を行います。また、当社は、投資主の実質的な平等性を確保します。少数投資主や外国人投資主については、投資主の権利の実質的な確保、権利行使に係る環境や実質的な平等性の確保に問題や懸念が生じやすい面があることから、十分に配慮を行います。
当社は、本投資法人の投資主総会(以下、単に「投資主総会」といいます。)における議決権をはじめとする投資主の権利が実質的に確保されるよう、適切な対応を行います。
当社は、投資主総会が投資主との建設的な対話の場であることを認識し、投資主の視点に立って、投資主総会における権利行使に係る適切な環境整備を行います。
当社が本投資法人のために当社の関連当事者間の取引を行う場合には、そうした取引が本投資法人や投資主の利益を害することのないよう、また、そうした懸念を惹起することのないよう、取締役会は、あらかじめ、取引の重要性やその性質に応じた適切な手続を定めてその枠組みを開示するとともに、その手続を踏まえた監視を行います。
第2項 株主以外のステークホルダーとの適切な協働
当社は、当社及び本投資法人の持続的な成長と中長期的な企業価値・資産価値の創出が様々なステークホルダーによるリソースの提供や貢献の結果であることを十分に認識し、これらステークホルダーとの適切な協働に努めます。
取締役・経営陣は、これらのステークホルダーの権利・立場や健全な事業活動倫理を尊重する企業文化・風土の醸成とその定着化に向けて、リーダーシップを発揮します。
当社は、ステークホルダーとの適切な協働やその利益の尊重、健全な事業活動倫理などについて、会社としての価値観を示し、役職員が従うべき行動準則を定め、実践します。取締役会は、行動準則の策定・改訂の責務を担い、これが社内に広く浸透し、遵守されるよう努めます。
第3項 適切な情報開示と透明性の確保
当社は、当社及び本投資法人の財務情報や運用方針、リスクやガバナンスに係る非財務情報等について、法令・規則・ガイドラインに基づく開示を適時・適切に行うとともに、法令・規則・ガイドラインに基づく開示以外の情報提供についても、主体的に取り組みます。
その際、取締役会は、開示・提供される情報が投資主との間で建設的な対話を行ううえでの基盤となることを踏まえ、そうした情報(とりわけ非財務情報)が、正確で利用者にとって分かりやすく、情報として有用性が高いものとなるよう努めます。
第4項 取締役会の責務
取締役会は、本投資法人及び投資主に対する受託者責任・説明責任を踏まえ、当社及び本投資法人の持続的な成長と中長期的な企業価値・資産価値の向上を促し、収益力・資本効率等の改善を図るべく、
- 当社及び本投資法人の資産運用戦略等の大きな方向性を示すこと
- 取締役・経営陣による適切な提案を支える環境整備を行うこと
- 独立した客観的な立場から、取締役・経営陣に対する実効性の高い監督を行うこと
をはじめとする役割・責務を適切に果たします。
取締役会は、当社の経営理念等を確立し、戦略的な方向付けを行うことを主要な役割・責務の一つと捉え、具体的な経営戦略や経営計画等について建設的な議論を行い、重要な業務執行の決定を行う場合には、上記の戦略的な方向付けを考慮します。
取締役会は、取締役・経営陣による適切な提案を支える環境整備を行うことを主要な役割・責務の一つと捉え、取締役・経営陣からの健全な提案を歓迎しつつ、本投資法人及び投資主に対する受託者責任・説明責任の確保に向けて、そうした提案について独立した客観的な立場における多角的かつ十分な検討を行うとともに、承認した提案が実行される際には、取締役・経営陣の迅速・果断な意思決定を支援します。
取締役会は、独立した客観的な立場から、取締役・経営陣に対する実効性の高い監督を行うことを主要な役割・責務の一つと捉え、適切に当社の業績等の評価を行い、その評価を取締役・経営陣の人事に適切に反映します。また、取締役会は、適時かつ正確な情報開示が行われるよう監督を行うとともに、内部統制やリスク管理態勢を適切に整備します。更に、取締役会は、経営陣・支配株主等の関連当事者と当社及び本投資法人との間に生じ得る利益相反を適切に管理します。
監査役は、取締役・経営陣の職務の執行の監査、外部会計監査人の選解任や監査報酬に係る権限の行使などの役割・責務を果たすに当たって、独立した客観的な立場において適切な判断を行います。また、監査役が、業務監査・会計監査をはじめとする機能や、その役割・責務を十分に果たすためには、自らの守備範囲を過度に狭く捉えることは適切ではなく、能動的・積極的に権限を行使し、取締役会においてあるいは取締役・経営陣に対して適切に意見具申を行います。
取締役・監査役および経営陣は、本投資法人及び投資主に対する受託者責任・説明責任を認識し、ステークホルダーとの適切な協働を確保しつつ、本投資法人及び投資主の利益のために行動します。
取締役会は、その役割・責務を実効的に果たすための知識・経験・能力を全体としてバランスよく備え、多様性と適正規模を両立させる形で構成します。また、監査役には、財務・会計に関する適切な知見を有している者を1名以上選任します。取締役会は、取締役会全体としての実効性に関する分析・評価を行うことなどにより、その機能の向上を図ります。
取締役会は、自由闊達で建設的な議論・意見交換を尊ぶ気風の醸成に努めます。
取締役会・監査役は、その役割・責務を実効的に果たすために、能動的に情報を入手するよう努め、必要に応じ、会社に対して追加の情報提供を求めます。また、当社は、人員面を含む取締役・監査役の支援態勢を整えます。取締役会は、各取締役・監査役が求める情報の円滑な提供が確保されているかどうかを確認します。
新任者をはじめとする取締役・監査役は、当社の重要な統治機関の一翼を担う者として期待される役割・責務を適切に果たすため、その役割・責務に係る理解を深めるとともに、必要な知識の習得や適切な更新等の研鑽に努めます。このため、当社は、個々の取締役・監査役に適合したトレーニングの機会の提供・斡旋やその費用の支援を行い、取締役会は、こうした対応が適切に取られているか否かを確認します。
第5項 投資主との対話
当社は、当社及び本投資法人の持続的な成長と中長期的な企業価値・資産価値の向上に資するため、投資主総会の場以外においても、投資主との間で建設的な対話を行います。
取締役・経営陣は、こうした対話を通じて投資主の声に耳を傾け、その関心・懸念に正当な関心を払うとともに、本投資法人の運用方針を投資主に分かりやすい形で明確に説明しその理解を得る努力を行い、ステークホルダーの立場に関するバランスのとれた理解と、そうした理解を踏まえた適切な対応に努めます。
当社は、投資主からの対話の申し込みに対しては、本投資法人の持続的な成長と中長期的な資産価値の向上に資するよう、合理的な範囲で前向きに対応します。
第6項 コンプライアンス経営の徹底
当社は、企業倫理としてのコンプライアンスに関する基本方針及び役職員の行動指針としての遵守基準を定めることにより、業務運営に際してあらゆる法令等を厳格に遵守し、誠実かつ公正な企業活動を遂行するとともに、自己規律に基づく経営の健全性を確保します。
当社は、金融商品取引法上の金融商品取引業者であり、かつ、宅地建物取引業法上の取引一任代理等の認可を受けた宅地建物取引業者としての社会的責任と公共的使命を十分に踏まえ、健全な業務運営を通じて経済・社会の発展に寄与することにより、広く社会全体からの信頼を確立していきます。
また、当社は、イオングループ未来ビジョンのビジョンステートメント「一人ひとりの笑顔が咲く 未来のくらしを創造する」を役職員一人ひとりが共有し、お客さまが「明るくなっていく社会」と「自分らしい幸せ」を実感できることで「心豊かにくらし、笑顔が広がる」未来を実現するため、誠実で革新的な企業風土を醸成し、社会や市場から信頼される企業を目指します。